小論文テーマ地球温暖化をマスター

地球温暖化の影響

「地球温暖化」による影響は、深刻な事態を引き起こすことになります。
気温、海水温を変化させるため、海水面の上昇、降水量や降雪量の変化、洪水、酷暑、大型台風など気象状況に色々な影響があると考えられています。
温度が１度違うと、距離が１００ｋｍ違います。もし、気温が１度上がったとしたら、緯度が１００ｋｍ下がったのと一緒なのです。
ですから、東京は１００年で５度気温が上がっています。なので、今の東京の温度は１００年前の鹿児島の南端と同じ気温になってしまうのです。
しかし、人間にとっての気温の１度や２度程度、上がったり下がったりしても大して生活に支障はありません。
ところが、植物やその他の生物にとって、１度の違いというのはとても重要なものなのです。
ですが、近年は特に異常気象が目立ちますが、直接温暖化の原因と結びつけるのは現在のところ難しい模様です。
また「地球温暖化」は、生態系にも大きな影響を及ぼすと予測され、大規模な絶滅にも起因するとの主張も存在します。
気象状況、自然現象の大きな変化は、私達人間の生活、社会にも当然大きな影響を及ぼすとされ、
例えば真水の枯渇、農業や漁業への影響、それによる食料難の深刻化などが懸念されます。
また、
さらに経済面に与える影響も大きく、平均気温が現在から２、３℃上昇すると、全ての地域でコストが増加し、
受け取ることの出来る利益が減少すると予測されています。
このまま温暖化が進むと、今世紀末には５〜６℃の気温が上昇し、世界中がＧＤＰの約２０％に値する損失が発生する危険があるとする予測もあります。
世界中で「地球温暖化」のリスクが叫ばれている一方で、当然その緩和、対策に必要な技術開発や予算、費用の将来予測も実施されています。
学術的見解からは、世界中で行われている人類の環境問題に対する取組みやその案は、有効な緩和策であり温室効果ガス排出量を現状と比べ大幅に低減することは可能であると考えられています。
現在から１０年〜３０年間に行う温室効果ガスの排出量低減が、最も大きな影響をもつとの予測がでています。

地球温暖化対策

「地球温暖化」のリスク予測における世界各国の対策は、色々な手段で実行に移されています。
自らの努力はもちろんのこと、政策対策や緩和策が進められ、いくつかの方法ではその有効性が認められる結果となっています。

しかし現状では緩和策にとどまり、「地球温暖化」を抑制するところまでは全く至らないのが現実です。
したがって温室効果ガスの排出量は年々増加傾向にあります。
本来であれば、世界中の各国が同じ目標に一丸となって対策や緩和策を進めることが最も重要なのですが、
原価高騰やコスト面から対策、緩和策に反対する国も存在する現実があります。

「地球温暖化」対策として、現時点で最も規模の大きい枠組みは「京都議定書」となっていますが、
求められる目標に対して達成した国々もある一方で、残念ながら離脱してしまったり、失敗してしまった国々もあります。
目標を達成することは、各国の国民ひとりひとりが気をつけなければならず、
また、当然の如く大企業などが組織的に取組まねば難しいことなどを理由に国によってその現状は大きく異なっている状況です。

今この時点でも「地球温暖化」の脅威はもうすぐそこまで迫っており、一部の専門家によってはもう既に止める可能性がない程まで至っているとの意見も存在します。
対策、緩和策に必要な費用も含め、今後起こるべき被害の抑制のため、「京都議定書」よりも更なる緩和策が必要であることは、
国際的にも合意されています。
未来の地球のために、今できる行動、しなければならないアクションを私たちひとりひとりが実践し、
当然組織や国もリーダーシップを発揮し、愚直に実績を積上げていくことが大変重要です。